
先日、8/7に公開された財務省のデータによる春期(4~5月)の介入実績と、直近7月~8月にかけて市場で推測されている介入観測の記録をまとめました。
目次
春の介入実績(公開データより)
今年春、急激な相場変動に対して複数回にわたる為替介入が実施されました。財務省の記録により、以下の3日間で実施されたことが判明しています。
2026年8月7日発表:為替介入確定の「公開データ」の実態とは?
8月7日に公表された資料は、財務省が四半期ごとに発表する「外国為替平衡操作の実施状況」と呼ばれる日次実績データです。
市場では介入直後から口座残高などを元に規模の推計値が出回りますが、この資料は「政府がいつ、どれだけの資金を為替市場に投入したか」を正式に確定させた答え合わせのレポートとなります。
今回(8月7日)明らかになったのは、直近の7月ではなく「2026年4月〜6月期」に実施された過去の介入の実績です。公表された具体的なデータは以下の通りです。
4月30日の防衛魔法(介入)
- 投じられた魔力(金額): 6兆2787億円
- 価格帯の推移: 160円台後半から、一気に155.55円付近(安値)まで押し戻されました。
- 下落幅(日中値幅): 約5.17円
- 発動の時間帯: 30日の夜間
5月4日の防衛魔法(介入)
- 投じられた魔力(金額): 7802億円
- 価格帯の推移: 157.30円付近から、155.70円付近(安値)まで押し戻されました。
- 下落幅(日中値幅): 約1.60円
- 発動の時間帯: 祝日の薄商いを狙った時間帯
5月6日の防衛魔法(介入)
- 投じられた魔力(金額): 4兆6759億円
- 価格帯の推移: 157円台後半から、155.03円付近(安値)まで押し戻されました。
- 下落幅(日中値幅): 約2.90円
- 発動の時間帯: アジア時間(午前中)
これら3日間で合計 11兆7349億円 もの魔力が消費されました。特に4月30日は単日として過去最大の規模であり、わずか数時間で5円以上の大きな地形変動(ボラティリティ)を発生させたことがわかります。
7月〜8月の介入推測(市場観測)
春の介入後も相場は不安定な推移を続け、夏期に入ってからも複数回にわたり介入が行われたのではないかと市場で強く推測されています。
- 7月11日〜12日米国の重要指標発表後など、市場が大きく動いたタイミングに合わせて連続して介入が実施された可能性が高いと見られています。
- 7月31日月末の急変動のなかで、日米の協調介入が実施されたとの報道や観測が市場を駆け巡りました。
- 8月上旬:依然として警戒感は強く、神経質な値動きのなかで断続的な覆面介入が疑われる局面が続いています。
1. 双竜の鉄槌(日米協調介入)の発動
- 発生日: 2026年7月31日に行われたわ。
- 公式発表: 8月3日、片山財務大臣が米国と協調して巨大な魔力解放(円買い介入)を実施したとする談話を発表したの。米国のベッセント財務長官も、これにちゅうちょなく参加したと強調しているわ。
- 相場への影響: 介入前は一時1ドル=163円台まで進軍していた相場が、一時155円台前半へと激しい瀑布(急落)を描いたわ。
2. なぜこの連携魔法(協調介入)が使われたのか?
- 過度な円安への対処: 輸入品の価格上昇を通じて、国内の物価上昇が加速する恐れがあったためよ。
- 日米の連携: 昨年9月の日米財務相の共同声明に基づき、為替の無秩序な動きに対処するという名目で実行されたわ。また、日本が介入資金を確保するために米国債を売却し、米国の市場を混乱させないよう、FIMAレポ制度という特殊な陣形(資金調達手段)の能力拡充も視野に入れられているようね。
この資料をどう読み解くべきか
この確定資料の最大の価値は、「推測」ではなく「事実」として政府の行動の規模を把握できる点にあります。 過去にどれほどの巨額資金が、どの水準で投下されたかという確定値を知ることは、今後再び為替介入が警戒される局面において、政府が許容できない防衛ラインを予測するための重要な判断材料となります。
※Liaまとめ

コメント